「この本に出会ったとき、わたしは泣いた」

突然ですが、あなたは本を読んで泣いたことがありますか?

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わたしは、ビジネス書や起業家のエピソードをまとめた本で泣いたことが何度かあります。その中でも特別な一冊が、菅原智美さんと喜納弘子さんが手がけた『九州発! 夢を叶える女性起業家100人 私の心を動かした言葉』です。

読み始めたとき、わたしはまだ起業の入口に立ったばかりで、自信なんてほぼゼロ。「わたしなんかが起業しても意味があるのかな」「普通の女性に、人のお金をいただく価値があるのかな」と毎日のようにぐるぐると自問していました。

でも、この本を一ページずつめくるたびに、胸の奥が少しずつほぐれていく感覚がありました。100人の女性起業家が紡いだ言葉は、どれも飾られておらず、等身大で、そしてとてつもなく力強かった。

今日は、この本に込められたメッセージと、みのりの読者さんにも感じてほしいことを、わたし自身の体験を交えてお届けします。

菅原智美さん・喜納弘子さんとは?この本が生まれた背景

この本を語るうえで、まず編著者であるお二人について少し触れさせてください。

菅原智美さんは、九州を拠点に女性の起業・活躍支援に長年関わってきた方です。女性が自分らしく輝ける場をつくることへの情熱は、本書のあらゆる部分から伝わってきます。

喜納弘子さんもまた、女性起業家のコミュニティや発信を通じて、多くの女性の「最初の一歩」を後押ししてきた方。地域に根ざしながらも、全国に通じるメッセージを届けてきた実績があります。

そして二人が選んだのが、九州という地から「100人の女性起業家の言葉を集める」というプロジェクト。東京や都市部だけでなく、地方でも女性たちがたくましく、美しく、自分らしく起業しているという事実を、多くの人に届けたかったのだと思います。

九州は今、女性起業家の聖地と呼ばれるほどコミュニティが活発な地域でもあります。そのエネルギーが凝縮されたのが、この一冊です。

100人の言葉の中に、自分が見えた

この本の最大の特徴は、起業家100人が「それぞれの言葉」で語っていること。ハウツー本ではなく、生き方の本といった方が近い表現かもしれません。

わたしが特に刺さったのは、こんな声です(本書の雰囲気をお伝えするためのエッセンスです)。

  • 「失敗したとき、わたしは折れたのではなく、必要なものが削ぎ落とされただけだった」
  • 「誰かに必要とされることよりも、まず自分が自分を必要とすること」
  • 「夢は大きくなくていい。ただ、自分の声に正直であること」

どの言葉も、華やかな成功ストーリーではなく、泥の中をくぐってきた人間の言葉です。だからこそ、読む人の心に入ってくる。

みのりの読者さんも、もしかして今こんな気持ちを抱えていませんか?

「私には特別なスキルがない」「発信しても誰も見てくれない」「失敗したらどうしよう」

大丈夫ですよ。この本に登場する100人全員が、一度はそう思っていた人たちなのです。

わたしが「内側を整える」ことに気づいたのも、こういう言葉のおかげだった

少しわたし自身の話をさせてください。

わたしが起業したのは20代後半でしたが、最初の数年間はほとんどうまくいきませんでした。副業でアフィリエイトや情報発信に取り組んでも、収益はほぼゼロ。「やっぱりわたしには無理だったんだ」と、本棚の前で泣きながら本を閉じたことも一度や二度ではありません。

そのとき手に取ったのが、女性起業家の言葉を集めた類の本でした。成功哲学の本ではなく、「普通の女性たちの等身大のリアル」が詰まった本。

そこで気づいたのです。わたしが変えるべきは「方法」ではなく「内側の状態」だったということに。

恐怖から行動していた。「失敗したら怖い」「笑われたら怖い」「認めてもらえなかったら怖い」——全部、怖さが原動力になっていたのです。

でも、この本に登場する女性たちは違いました。怖さではなく、「これをやりたい」「誰かのためになりたい」という喜びから動いていた。その違いが、結果の違いになっていたのだと今は確信しています。

「地方発」が持つ力——九州から全国へ届くメッセージ

わたしは東京在住なのですが、この本を読んでひとつの固定観念が外れました。それは「起業は都市部でやるもの」という思い込みです。

九州の女性起業家100人の言葉を読んでいると、地域に根ざしているからこそ持てる強みがあることに気づかされます。顔が見えるコミュニティ、地元への愛、リアルな人との繋がり——それが価値になっている。

これはSNSや場所を選ばないオンライン起業にも通じる話です。「自分がいる場所」「自分の日常」「自分の言葉」が、最もオリジナルな価値になる。

みのりの読者さんが今いる場所も、今感じていることも、全部、誰かの心を動かす素材になりえます。

大丈夫、あなたにはもう全部あるんです。

心を動かされた「言葉の力」について、改めて考えてみた

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この本のタイトルにある「私の心を動かした言葉」というフレーズが、わたしはとても好きです。

言葉は人生を変えることがある。これは大げさではなく、わたし自身が何度も経験してきたことです。

読書1000冊を超えてわかったことがあります。それは「情報」と「言葉」はまったく別物だということ。情報は頭に入りますが、言葉は胸に刺さります。情報は使われますが、言葉は人を変えます。

菅原智美さんと喜納弘子さんが100人から集めたのは、情報ではなく言葉でした。だからこそ、ページを開くたびに何かが動く。

あなたの人生に、そういう「一言」はありますか? まだないなら、この本がその出会いになるかもしれません。

起業を考えているなら、まず「言葉集め」から始めてみて

ここで一つ、具体的な行動をご提案したいと思います。

この本のような「起業家の言葉を集めた本」を読むことには、実はとても実践的な意味があります。なぜかというと、成功者の思考パターン・言語パターンを自分の中にインストールする効果があるからです。NLP(神経言語プログラミング)では、言語が思考を形成し、思考が行動を変えると説明されています。

つまり、こういう言葉を繰り返し読むことで、少しずつ「起業家の思考回路」が自分の中に育ちはじめるのです。

【実践ステップ】

  1. この本などから「心に刺さった一言」を3つ書き出してみる
  2. それぞれの言葉が「なぜ刺さったのか」を1〜2行で書く
  3. その理由の中に、あなたが今一番必要としているメッセージが隠れています

難しく考えなくて大丈夫です。「なんか好き」「泣きそうになった」という感覚で選んで構いません。感情が動いた方向に、魂の声があります。

「普通の女性」が起業できる時代、本当の壁はどこにある?

ここで少し現実的な話もしておきます。

中小企業庁のデータによれば、日本の女性起業家の割合は約25〜30%と言われています(中小企業庁「女性起業家実態調査」)。一方で、「起業に興味がある」と答える女性の割合はもっと多い。つまり、興味はあるのに行動に至らない女性が非常に多いのが現状です。

なぜ行動できないのか。この本を読んで改めて感じたのは、壁は「スキルの不足」ではなく「自己信頼の不足」だということです。

登場する100人の女性起業家も、スタート時に特別なスキルを持っていた人ばかりではありません。特別だったのは「それでもやってみた」という選択です。

「私には特別なスキルも実績も人脈もない」という言葉、わたしも何度も言いました。でも今思えば、それは「まだ起業家としての自分が信じられていない状態」でした。信じられるようになったのは、行動し始めた後のことです。

内側を整えてから動くのではなく、動きながら内側が整っていく。この本に登場する女性たちも、そう言っています。

この本が特別な理由——「九州」という地域性が生む等身大のリアル

都市部の華やかな起業家ストーリーとは少し違う、この本の持つ空気感。それは「地域の温度感」だと思います。

九州は人情深く、コミュニティの結びつきが強い土地柄。だからこそ、起業家一人ひとりのストーリーが「誰かのために」「地域のために」という視点で語られることが多い。

これはビジネスの本質とも重なります。自分が稼ぎたいからではなく、誰かの役に立ちたいから——そのベクトルで動いている起業家は、長期的に続く傾向があります。アドラー心理学でいう「貢献感」が満たされるからです。

みのりの読者さんに聞いてみたいのですが、あなたが起業したいのは「お金のため」ですか? それとも「誰かのために何かしたい気持ち」もありませんか?

もし後者の気持ちが少しでもあるなら、あなたはもう起業家のマインドの入口に立っています。

本から受け取る「言葉の贈り物」と、次の一歩

この記事を最後まで読んでくれているあなたに、わたしからひとつ伝えたいことがあります。

『九州発! 夢を叶える女性起業家100人 私の心を動かした言葉』は、ハウツーを学ぶ本ではありません。「自分にもできる」という感覚を取り戻すための本です。

どんな本でもそうですが、読んで終わりにするのではなく、一つでも行動に変えることに意味があります。1000冊読んできたわたしが言えることは、「一冊の本が行動のきっかけになるとき、人生は動き始める」ということです。

あなたの人生は、あなたが一番の主人公です。

誰かの言葉に背中を押されながら、少しずつ、自分の物語を書き始めてみてください。

まとめ:心を動かされる言葉が、起業の扉を開く

最後に、この記事でお伝えしたことを整理します。

  • 菅原智美さん・喜納弘子さんが編んだ『九州発! 夢を叶える女性起業家100人』は、成功ノウハウではなく「等身大の言葉」が詰まった一冊
  • 100人の言葉は、スキルや実績よりも「内側の状態」と「誰かへの貢献」が起業の根幹にあることを教えてくれる
  • 起業の壁は「スキル不足」ではなく「自己信頼の不足」である可能性が高い
  • 言葉に触れ、感情が動く方向に自分の魂の声がある
  • 行動することで内側が整い、次の扉が開く

もしこの記事を読んで何か感じるものがあったなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。そして、心が動いた言葉を一つ、メモしてみてください。それが、あなたの起業の始まりになるかもしれません。

内側を整えれば、外側はついてくる。大丈夫ですよ、一緒に歩んでいきましょう。

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