『裸でも生きる』山口絵理子が教えてくれた、25歳女性起業家の号泣戦記から学ぶ「怖くても進む」マインド
あなたは今、「自分には無理かも」と思っていませんか?
日曜日の夜、明日の仕事を思いながらスマホを見ていると、同世代の女性起業家がキラキラと発信している投稿が目に入る。「いいな…でも私には特別なスキルも実績もないし」と、そっと画面を閉じてしまう。
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みのりの読者さんの中に、そんな経験をしたことがある方、きっと少なくないと思います。
実はわたし自身も、かつてそんな気持ちをずっと抱えていた時期がありました。副業も失敗して、「自分には何もない」と感じていたあの頃。そのときにたまたま手に取った一冊の本が、わたしの人生を少しずつ変えてくれたんです。
その本が、山口絵理子さんの著書『裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~』(講談社+アルファ文庫)です。今回はこの本について、わたし自身の体験も交えながらお話しさせてください。
山口絵理子さんって、どんな人?
まず、著者の山口絵理子さんについて少し紹介させてください。山口さんは、途上国の素材や技術を活かしたバッグブランド「マザーハウス」の創業者です。バングラデシュやネパール、インドネシアなどの現地工場と連携し、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」というビジョンを体現してきた実業家です。
この本が書かれたのは彼女が25歳のころ。慶應義塾大学を卒業後、単身バングラデシュに渡り、ゼロからビジネスをつくっていくという、並外れた行動力を持つ女性です。でも彼女も最初から「すごい人」だったわけではありません。本のタイトルにある「号泣戦記」という言葉の通り、泥だらけになりながら、何度も壁にぶつかり、それでも前に進み続けたひとりの女性の物語なんです。
本の中でわたしが一番心を動かされた場面
この本を読んで、わたしが涙をこらえられなかったシーンがあります。それは、バングラデシュで工場を立ち上げようとしていた山口さんが、裏切りや失敗、言葉の壁、文化の違い、孤独感と戦いながらも「それでもここにいる理由がある」と自分に言い聞かせ続ける場面です。
読んでいて感じたのは、「彼女が特別なのは、能力でも実績でもなく、諦めなかったことなんだ」ということでした。特別なスキルがあったわけじゃない。人脈があったわけでもない。最初は現地のことも何もわからない状態から始めている。それでも動いた。その一点だけで、彼女の人生は変わっていったんです。
あなたが今「私には特別なスキルも実績もない」と感じているなら、この本はきっと響くと思います。なぜなら、山口さんも最初はそうだったから。
「整った内側が、豊かな外側を引き寄せる」という視点から読み解く
わたしがこの本を読んで改めて感じたのは、スピリチュアルな視点とビジネスの現実が、実はとても近いところにあるということです。
山口さんは本の中で、「なぜこのビジネスをやるのか」という問いに対して、常に自分の内側に向き合いながら答えを見つけていきます。損得勘定だけでなく、「これが自分のやることだ」という魂の声に従いながら動いていく姿は、わたしが大切にしている「内側を整えれば、外側はついてくる」という考え方そのものでした。
起業というと「マーケティング」「ビジネスモデル」「集客」といった外側の戦略に目が向きがちです。もちろんそれも大切。でも山口さんの物語を読んでいると、一番の土台になっていたのは「なぜ自分はこれをやるのか」という内側の明確さだったと感じます。
その内側の明確さがあったからこそ、どんな困難に遭っても折れなかった。逆に言えば、内側が揺らいでいると、ちょっとした壁で諦めてしまう。これはわたし自身の起業経験でも、本当に痛感してきたことです。
わたし自身の体験:失敗したあの頃に、この本が灯台になった
正直に話しますね。わたしが初めて本格的に副業に取り組んだとき、半年近く時間とエネルギーを注いで、結果はほぼゼロでした。当時は本当に落ち込んで、「やっぱり私には無理だったんだ」という言葉が頭の中でぐるぐると回り続けていました。
そんなとき、本屋さんでたまたま手に取ったのが『裸でも生きる』でした。最初は「25歳女性起業家の話なんて、自分とは違う世界の話かな」と思いながらページをめくっていたんですが、読み進めるうちに涙が止まらなくなってしまったんです。
山口さんが現地で何度もつまずきながらも、自分の信念を手放さずにいる姿。失敗しても、また立ち上がって動いていく姿。「すごい人だから乗り越えられたんじゃない。乗り越えようとし続けたから、この人はすごくなったんだ」という感覚が、ページをめくるたびに染み込んでくるようでした。
この本を読んでから、わたしは少しずつ「また始めてみよう」という気持ちを取り戻していきました。あのときのわたしにとって、山口さんの物語は文字通りの灯台でした。
「30代はもう遅い」は本当?この本が教えてくれる答え
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みのりの読者さんの中には、「もう30代だから遅いかも」と感じている方もいるかもしれません。その気持ち、すごくわかります。わたしも同じように感じていた時期がありました。
でも山口さんの物語を読んで、「遅い」という概念がいかに頭の中だけの幻想であるかを感じました。山口さんがバングラデシュに渡ったのは、社会経験もスキルも十分ではない20代前半。それでも動いた。失敗した。また動いた。
スタートした年齢よりも、「今ここから動くかどうか」の方がずっと重要なんです。あなたが今32歳であれ、35歳であれ、「今」が一番若いスタート地点です。5年後に「30代のあのとき動いておけばよかった」と思うより、今できる小さな一歩を踏み出す方が、ずっと豊かな未来につながると思っています。
起業に必要なのは「完璧な準備」じゃない
この本を読んで気づいたことがもうひとつあります。それは、山口さんは「完璧な準備が整ってから動いた」わけではないということです。
バングラデシュの言語も満足に話せない状態で渡航して、現地の文化も産業の仕組みも分からないまま動き始めた。つまり、準備が不十分な状態でも「まず動く」ことを選んだんです。
わたしも起業コンサルタントとして多くの女性と話してきましたが、一番多いのが「まだ準備ができていないから」という理由で立ち止まっているケースです。でも正直に言うと、完璧な準備が整う日は永遠に来ないことの方が多い。準備は動きながら整えていくものです。
起業の初期費用は実は10万円以下でスタートできるケースも多く(中小企業庁のデータでも、女性起業家の多くは少額からのスモールビジネスでスタートしています)、まずは小さく始めることが現実的な第一歩になり得ます。「準備ができてから」ではなく「動きながら学ぶ」という姿勢こそ、起業家マインドの核心だとわたしは感じています。
この本から学べる「怖くても進む」ための3つのヒント
1. なぜやるのかを言語化する
山口さんがバングラデシュで諦めなかった根っこには、「途上国から世界に通用するものをつくりたい」という強い動機がありました。理由が明確だと、困難に直面したときのブレが少なくなります。あなたが起業したい理由を、今一度言葉にしてみてください。お金のためだけでも構いません。ただ「なぜ」を深掘りするほど、エネルギーの源泉になります。
2. 完璧より「とりあえず一歩」を優先する
山口さんの行動を見ていると、「まず動く→課題が見える→修正する」というサイクルがとても速い。情報収集だけで満足してしまうのではなく、小さくていいので現実の世界に足を踏み出してみる。ブログを一記事書く、SNSに一投稿してみる、興味のある分野の無料勉強会に参加してみる。そういった小さな行動の積み重ねが、自信になっていきます。
3. 失敗を「学習コスト」として捉え直す
山口さんは本の中で何度も失敗します。でもその失敗を「終わり」ではなく「情報」として扱っているように見えます。失敗は「私には無理」という証拠じゃない。「このやり方は合わなかった」というデータです。この視点の転換だけで、行動への抵抗感がかなり変わります。アドラー心理学でいう「課題の分離」に近い考え方で、失敗という出来事と「自分の価値」を切り離して考えることが大切です。
読んでほしい人に、わたしから伝えたいこと
この本は、「成功した起業家の武勇伝」ではありません。泥だらけになって、泣いて、それでも動き続けた25歳の女性のリアルな記録です。だからこそ、「私とは違う世界の話」ではなく「これは私の話でもあるかもしれない」と感じながら読める本だと思います。
特に、「特別なスキルも実績もないのに起業なんて」と思っている方、「失敗したらどうしよう」と動けない方、「自分には何かが足りない」という感覚が拭えない方に、ぜひ手に取ってみてほしい一冊です。
読書習慣のある経営者は年間平均12冊以上を読むというデータもあります。一冊の本が、考え方の軸を変えることがある。それはわたし自身が15年の起業経験の中で、1000冊超の読書を通じて実感してきたことです。
あなたへの問いかけ
今のあなたに、一つだけ聞かせてください。
「自分には無理」と思っている一番の理由は、本当にスキルの問題ですか?それとも、失敗することへの恐怖ですか?
山口絵理子さんの物語を読んで、わたしが気づいたのは「能力の問題ではなく、恐怖に動かされているかどうかの問題」だということでした。恐怖から逃げるために動くのではなく、希望に向かって動く。その違いが、長く続けられる起業家と途中で折れてしまう起業家の分岐点だと感じています。
大丈夫ですよ。あなたにはもう、力があります。ただそれを信じるための経験と物語が、まだ積み上がっていないだけ。この本は、その積み重ねの一ページになってくれるはずです。
行動ステップ:今日できる小さな一歩
記事を読み終えたら、以下のどれか一つだけやってみてください。すべてやる必要はありません。自分が「これならできそう」と感じるものを選んでみてください。
▶ 『裸でも生きる』を書店またはオンラインで探してみる(電子書籍でも読めます)
▶ 「なぜ自分は起業したいのか」を手帳やスマホのメモに3行だけ書いてみる
▶ 今の自分が「怖い」と感じていることを一つ書き出して、「これは恐怖からの思い込みかもしれない」と添えてみる
どれも5分あればできることです。この小さな行動が、次の一歩への橋になります。
あなたの人生は、あなたが一番の主人公です。その主人公の物語を、自分で書いていきましょう。わたしはいつも、そう信じています。
最後まで読んでくれてありがとうございました。もし「読んでみたいと思った」「自分にも重なる部分があった」と感じた方は、ぜひコメントや感想を聞かせてくださいね。あなたの声が、わたしの発信の原動力になっています。
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