月曜日の朝、満員電車の中で「このままでいいのかな」と感じたことはありませんか?

わたしがはじめてその感覚を覚えたのは、起業する数年前のことでした。

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窓の外に流れる景色を眺めながら、「わたしはこの繰り返しをあと何年続けるんだろう」と、心のどこかがズキンと痛んだあの朝のことを、今でもはっきりと覚えています。

みのりの読者さんの中にも、同じような感覚を持ったことがある方がいるのではないでしょうか。

「起業したい気持ちはある。でも、特別なスキルも実績もない私に、果たしてできるのかな……」

そんな声を、相談に来てくださる方からよく聞きます。そしてそれは、かつてのわたし自身の言葉でもありました。

今回の記事では、起業コンサルタントとして多くの女性起業家を輩出してきた叶理恵さんの著書、「うまくいく女性起業家だけが知っていること」から、わたし自身が深く共鳴した学びをお伝えしたいと思います。

この本はただのビジネス書ではありません。「なぜ動けないのか」という根っこの部分から、女性特有の起業の壁をひとつひとつ丁寧に解きほぐしてくれる、そんな一冊です。

叶理恵さんとはどんな人?著書の概要について

叶理恵さんは、女性向け起業コンサルタントとして活動されており、多くの女性が自分らしいビジネスをゼロから立ち上げるサポートをされてきた方です。

「うまくいく女性起業家だけが知っていること」は、単なるビジネステクニック集ではなく、女性が起業でつまずきやすいマインドの部分にフォーカスした内容が特徴的です。

起業の方法論よりも先に「あなたはなぜ動けないのか」「成功する女性と止まったままの女性、何が違うのか」という問いに正面から向き合っている点が、この本が多くの女性読者に支持されている理由のひとつだとわたしは感じています。

わたし自身、1000冊以上の本を読んできた中で、女性起業に特化した視点でここまで深くマインドを掘り下げた本は、そう多くありません。それだけでも、手に取る価値があると思っています。

「うまくいく女性起業家」と「止まったままの女性」の決定的な違い

この本を読んで、わたしが一番ハッとさせられたのは「うまくいく女性起業家は、完璧な準備が整う前に動いている」という視点でした。

「準備ができたら動こう」「もう少し勉強してから始めよう」

これ、心当たりはありませんか?

わたしも起業当初はまったく同じでした。起業の本を読んで、セミナーに出て、ノートを綺麗にまとめて……でも、気がつくと何ヶ月も経っていて、何も変わっていなかった。

叶理恵さんが本の中で指摘しているのは、「準備が足りないから動けない」のではなく、「動く前から失敗した自分を想像して、恐怖で足が止まっている」という本質的な問題です。

これはまさに、アドラー心理学でいう「目的論」の考え方と重なります。「できない理由を探すのではなく、動かないための理由を無意識に作っている」という視点です。

あなたにも、こんな言葉が頭の中をぐるぐると回っていませんか?

  • 「私には特別なスキルがない」
  • 「失敗したらどうしよう」
  • 「もう30代だから遅いのかも」

これらの言葉は、行動を止めるための「物語」として機能してしまっていることが多いんです。

大丈夫ですよ。それはあなたがダメなのではなく、脳が「安全な場所にいようとする」本能から生まれているだけなのです。

「内側を整える」ことが、外側の結果を変える理由

叶理恵さんの本の中で、もうひとつわたしが強く共感したのが、「自己肯定感の土台がなければ、どんなビジネス手法も機能しない」という主張です。

わたしはこれを、長年の起業経験の中で身をもって感じてきました。

副業が失敗した時期、わたしは「もっと良い方法を探せば変わる」と思って、次々と情報を収集し続けていました。でも実際は、どんなに良い方法論を仕入れても、「自分にはどうせ無理」という内側の声がそれを打ち消し続けていたんです。

変化が起きたのは、その内側の声に気づいて、向き合い始めてからでした。

マインドフルネス認知療法の観点からも、自分の思考パターンに「気づく」ことが行動変容の第一歩だとされています。「私はダメだ」という思考を持ってしまうことが問題なのではなく、その思考に無意識に従い続けていることが問題なのです。

叶理恵さんが伝える「うまくいく女性起業家だけが知っていること」の核心は、まさにここにあると思います。外側のテクニックより先に、内側の状態を整えること。これがわたし自身も15年間の起業経験から確信していることです。

女性が起業でつまずく「3つの思い込み」

本の内容と、わたし自身の経験を重ね合わせながら、女性が起業で特につまずきやすい思い込みを3つ挙げてみます。

思い込み1:「特別なスキルがなければ起業できない」

これは多くの女性が持っている思い込みのひとつです。でも実際には、起業に必要なのは「スキル」よりも「誰のどんな悩みを解決できるか」という視点です。

あなたが普段何気なくやっていること、友人から「それどうやってるの?」と聞かれること、過去に乗り越えてきた経験の中に、すでに価値は眠っています。

中小企業庁の調査でも、女性起業家の約3割は「特別な資格や専門知識なし」でスタートしているというデータがあります。スキルよりも、あなた自身の「経験」と「共感力」こそが強みになりえます。

思い込み2:「起業には大きなお金が必要」

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実は、起業の初期費用は10万円以下でスタートできるケースも多くあります。ブログ、SNS、Canvaを使ったデジタルコンテンツ販売など、パソコンとスマートフォンがあれば始められる形式のビジネスは、今や珍しくありません。

「お金がないから動けない」という状態は、多くの場合「お金がかかる方法しか知らない」だけかもしれません。

思い込み3:「30代はもう遅い」

これは、わたしが最も強く否定したい思い込みです。

わたし自身、ゼロからの再スタートを経験しています。そしてその後に年商1000万円を達成したのは、ちょうど30代の真っ只中でした。

叶理恵さんの著書の中でも、「30代・40代からスタートした女性が、かえって本質的な起業ができている」という事例が複数紹介されています。社会経験・人生経験・共感力、これらはすべて年齢を重ねるほど深まる資産です。

「魂の声」に従って動いた女性たちが共通して持っていたもの

わたしがコンサルティングをしてきた中で、うまくいった女性たちには共通点がありました。それは「完璧を待たずに、まず小さく動いた」という点です。

完璧な計画が立つ前に、まず一人に話してみた。完璧な文章が書けなくても、まずSNSに一投稿してみた。完璧なサービスができていなくても、まず友人に体験してもらった。

この「小さな一歩」が、内側の確信を育てていきます。行動が先で、自信はあとからついてくる。これが現実です。

NLP(神経言語プログラミング)の考え方でも、「行動が感情を変える」ということは研究で示されています。自信が出てきたら動こう、ではなく、動くことで自信が育つのです。

わたし自身が「うまくいく女性起業家だけが知っていること」を読んで感じたこと

正直に言うと、この本を読みながら「あの頃のわたしに読ませてあげたかった」と何度も思いました。

副業が失敗して、自信を失っていた時期。起業したいのに動けなくて、情報収集だけでループしていたあの頃。「どうせ私には無理」という言葉が口癖になっていたあの時期のわたしに、この本のページをそっと差し出してあげたかったな、と。

叶理恵さんの文章は、上から教えるスタイルではなく、「あなたのその気持ち、わかるよ」という寄り添いの姿勢が感じられます。それが、読者の心に素直に届く理由だとわたしは思っています。

同じような悩みを抱えてきた人の言葉だからこそ、「わたしにもできるかもしれない」という感覚が生まれてくるのではないでしょうか。

今すぐできる「内側を整える」3つの習慣

本の内容を踏まえながら、あなたが今日から取り入れられる具体的な習慣を3つお伝えします。

習慣1:「できない理由」を「どうすればできるか」に変換する

頭の中に「でも、だって、どうせ」という言葉が出てきたとき、それに気づいたら「では、どうすればできるだろう?」という問いに変えてみてください。

これはポジティブ思考を強制するのではなく、脳に「解決策を探す方向」を向けるトレーニングです。毎日5分、朝起きてすぐにノートに書き出すだけで、少しずつ思考の向きが変わってきます。

習慣2:一日一回「自分を承認する言葉」を声に出す

アファメーション(自己宣言)は、繰り返しが大切です。「私は価値ある存在だ」「私には人の役に立てる何かがある」という言葉を、鏡の前で声に出してみてください。

最初は恥ずかしく感じるかもしれません。でも、これを習慣にした人の多くが「少しずつ自分への見方が変わってきた」と話してくれます。

習慣3:「情報収集」から「小さな行動」に比率を変える

今週、情報収集に使っている時間の10%でいいので、行動に変えてみてください。

具体的には、アイデアをひとつノートに書き出す。信頼できる友人に「起業を考えている」と話してみる。気になるサービスや商品を一つ決めてみる。これだけで十分です。

「大きな一歩」を踏み出そうとするから怖くなる。「小さな一歩」なら、今日すぐ動けます。

あなたへの問いかけ

記事を最後まで読んでくださったあなたに、少し問いかけさせてください。

「うまくいく女性起業家だけが知っていること」という言葉を聞いて、最初に頭に浮かんだのはどんなことでしたか?

「知りたい」と思いましたか?それとも「でも、私には関係ないかも」と少し距離を置きましたか?

その反応そのものが、今のあなたの内側の状態を教えてくれています。

もし少しでも「知りたい」という気持ちが動いたなら、それはあなたの中にある「変わりたい」という魂の声が、静かに手を挙げているサインかもしれません。

大丈夫ですよ。その声を、大切にしてあげてください。

まとめ:整った内側が、豊かな外側を引き寄せる

叶理恵さんの「うまくいく女性起業家だけが知っていること」から学べるのは、テクニックではなく「在り方」です。

どんなに良い方法論を手に入れても、内側の声が「どうせ私には無理」と言い続けていたら、その方法論は機能しません。逆に、内側が整ってきたとき、少しずつ外側の現実も変わりはじめる。これはわたし自身が体験してきた事実です。

「整った内側が、豊かな外側を引き寄せる」

これは、わたしがずっと大切にしてきた考え方です。そしてこの本は、その考え方を丁寧に、具体的に体感させてくれる一冊だとわたしは感じています。

もし今、「起業したいけれど一歩が踏み出せない」「自信がなくて前に進めない」と感じているなら、ぜひこの本を手に取ってみてください。その一冊が、あなたの内側に小さな火を灯すきっかけになるかもしれません。

あなたの人生は、あなたが一番の主人公です。

その主人公の物語を、自分らしく書き始める勇気を、わたしはいつも応援しています。

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