『知識ゼロからはじめる「女性ひとり起業」BOOK』小谷晴美著を読んだ正直な感想|起業に迷う女性にこそ読んでほしい1冊
「また読んで終わりになるかも」と思いながら手に取った1冊
正直に言うと、わたしはこの本を手に取るまで少し迷いました。
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「起業本ってどれも同じじゃないの?」「読んでも結局行動できなかったらどうしよう」という気持ち、あなたにも覚えがありませんか。
でも、小谷晴美さんの著書『知識ゼロからはじめる「女性ひとり起業」BOOK』を読み終えたとき、わたしはページを閉じながらこう思っていました。「これは、かつてのわたしに渡したかった本だ」と。
今日はこの本の内容と、わたし自身の体験を交えながら、この本があなたにとってどんな意味を持つ可能性があるのかをお伝えしていきます。押しつけるつもりはまったくありません。ただ、読んでほしいなと思う気持ちは隠しません。
この本はどんな人に向けて書かれているの?
著者の小谷晴美さんは、女性の起業支援を専門にしてきたコンサルタントです。「知識ゼロから」というタイトルが示すとおり、この本のターゲットは起業の専門知識をまだ持っていない女性、つまり「やってみたいけど、何もわからない」という状態の方に向けて書かれています。
具体的に言うと、こんな方に刺さる内容だとわたしは感じました。
- 会社員として働いているけれど、いつかは自分の力で稼いでいきたいと思っている女性
- 副業や起業に興味があるが、何から手をつければいいのかまったく見当がつかない方
- 過去に起業の本を読んだけれど、難しすぎて途中で挫折した経験がある方
- 「自分にはスキルも実績もない」と思い込んでいて、起業を遠い話だと感じている方
みのりの読者さんの中にも、この中に当てはまる方がいるのではないでしょうか。
わたしが起業本を読み漁っていた頃の話
少し、わたし自身の話をさせてください。
かつてのわたしは、起業に興味はあるのに行動できない時期が続いていました。本棚には読みかけの起業本が並び、YoutubeやSNSで成功している女性起業家の発信を眺めては「いいな」と感じる。でも、自分が実際に動けているかというと、ほぼゼロ。そんな毎日でした。
当時のわたしが抱えていた問題は、大きく分けてふたつありました。ひとつは「情報が多すぎて何を信じればいいかわからない」こと。もうひとつは「成功事例の話は読めるけど、自分のような普通の女性がどう動けばいいかが具体的に書かれていない」ことでした。
そういう意味で、小谷さんのこの本は当時のわたしが求めていたものにかなり近い内容だと感じます。専門用語を最小限に抑え、具体的なステップを丁寧に解説しているからです。
本の構成と注目したいポイント
この本の大きな特徴は、「知識がゼロの状態から読み始めても置いていかれない」設計になっている点です。
ざっくりとした内容の流れとしては、まず「女性がひとりで起業するとはどういうことか」という前提の整理から始まり、自分に合うビジネスの選び方、必要な手続きや準備のリスト、集客の基本的な考え方、そしてマインド面の整え方へと続いていきます。
特にわたしが注目したのは次の3つのポイントです。
①「ひとり起業」に特化した内容であること
一般的なビジネス書は、チームを持つことや資金調達を前提にしているものが多いです。でも現実的に、子どものいる女性や会社員として働きながら副業から始めたい女性は「ひとりで、小さく、無理なく始めたい」というニーズを持っています。
この本はその前提に最初から寄り添っているので、読んでいて「私のことを言ってくれている」という感覚を持ちやすいと思います。
②実務的な準備が具体的に書かれている
たとえば開業届の出し方、青色申告と白色申告の違い、SNSを使った集客の基本など、実際に動き始めたときに必要な情報がわかりやすくまとめられています。「何から調べればいいかもわからない」という状態の方にとって、こういうチェックリスト的な情報は非常に助かります。
なお、中小企業庁が公表している調査によると、女性起業家の多くがスモールビジネス(従業員なし・自宅開業)からスタートしており、その割合は全体の起業家の中でも増加傾向にあると報告されています。こうした時代の流れに沿った内容でもある点が、現実的なガイドとして機能している理由のひとつだとわたしは考えています。
③マインド面にも触れている
実務情報だけでなく、「起業への不安とどう向き合うか」「自信がない状態でどう一歩を踏み出すか」という内側のテーマにも触れている点が、この本の誠実さを感じさせます。行動できない理由の多くはスキル不足ではなく、マインドや思い込みにある。そのことを著者も理解しているように感じました。
「私には特別なスキルがない」という思い込みについて
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この本を読んで改めて考えたのは、「スキルがなければ起業できない」という思い込みがいかに多くの女性を止めているか、ということです。
あなたは「私には特別なスキルも実績もないから、誰かにお金を払ってもらえるわけがない」と思ったことはありませんか。
実はわたしも、かつてまったく同じことを思っていました。大学を出て会社員として働いているだけで、資格も肩書きも何もない。そんな自分が起業なんて、と。
でも、今15年間起業を続けてきたわたしが思うのは、「スキル」というのは最初から完璧に揃っている必要はないということです。お客様が本当に求めているのは、あなたの「資格」ではなく「あなたが一緒に考えてくれる」「あなたの視点で話を聞いてもらえる」という体験だったりするのです。
この本は、そういう「スキルゼロ幻想」を丁寧に解きほぐしてくれる内容にもなっています。
「情報収集で終わる」ループを抜け出すために
多くの女性が陥りがちなのが、「情報を集めることで行動した気になってしまう」というパターンです。
本を読む。セミナーに参加する。YouTubeを見る。でも、実際には何ひとつ変わっていない。この状態が続くと、だんだん自分を責め始めます。「なぜ私はいつも行動できないんだろう」と。
でもそれは、あなたの意志が弱いからではありません。多くの場合、「情報」と「行動ステップ」がつながっていないことが原因です。
この本が他の起業本と少し違うのは、読んだ後に「じゃあ何をすればいいか」が比較的明確に浮かびやすい構成になっている点です。読んで満足するのではなく、読んだ翌日に小さな一歩を踏み出せるように設計されている印象を受けました。
読んでみて感じた「惜しいな」と思った点も正直に
良い点ばかりをお伝えするのは、わたしのスタイルではありません。正直に感じたことも書かせてください。
この本は「知識ゼロから」という入口に特化している分、すでにある程度の情報収集を積み重ねてきた方にとっては、前半部分が既知の内容と重なるところもあるかもしれません。また、スピリチュアルやマインドフルネスの視点を深く掘り下げた内容ではないため、内側のマインドをもっと丁寧に整えたいという方には物足りなさを感じる部分もあるかもしれません。
ただそれは、この本の「知識ゼロの方にこそ届けたい」という一貫したコンセプトの結果であり、欠点というよりは設計の方向性の違いだとわたしは理解しています。
この本を最大限に活かすための読み方のヒント
せっかく読むなら、読みっぱなしにしてほしくない。そんな気持ちで、わたしなりの読み方のヒントをお伝えします。
ステップ1:まず最後まで通読する
最初から「メモを取ろう」「完璧に理解しよう」と構えすぎると、途中で疲れてしまいます。まずは一度、コーヒーでも飲みながらサラッと全体を読んでみてください。何となくの全体像をつかむだけで十分です。
ステップ2:自分が「ドキッとした部分」に付箋を貼る
読み進める中で、「これ、私のことだ」と感じた部分や、「ここは気になる」と思った箇所に付箋を貼っておきましょう。2回目に読むときは付箋部分だけを読み返すと、自分に必要な情報が自然に絞られてきます。
ステップ3:本を読んだ翌日に「1つだけ」行動する
読んだ内容を全部実行しようとしなくていいです。翌日に「これだけはやってみよう」と思えることをひとつだけ決めて動いてみてください。Notionに自分のビジネスアイデアをメモする、でも構いません。SNSで同じ境遇の女性をフォローしてみる、でも構いません。小さな一歩が次の一歩を連れてきます。
内側が整うと、外側の行動は自然についてくる
わたしがこの15年間、読書や実体験から学んできた中でもっとも確信していることがあります。それは、「内側を整えれば、外側はついてくる」ということです。
でも誤解しないでほしいのは、「内側を整えれば何もしなくていい」ということではないんですよね。整った内側から、自然に行動したくなる。そういうサイクルが回り始めると、起業は恐怖からではなく、喜びから動けるものになっていきます。
この本は、その「喜びから動く」起業の入口を開くひとつのきっかけになり得る1冊です。少なくともわたしはそう感じました。
最後に、あなたへ
「私には特別なスキルがない」「もう30代だから遅いかも」「失敗したら恥ずかしい」。
そんな言葉が頭をぐるぐるしているなら、まず深呼吸して、この1冊を手に取ってみてください。
起業は、特別な人だけに許された道ではありません。知識ゼロから始めた人が、丁寧に一歩ずつ積み重ねていく道です。そしてその道には、ちゃんとガイドがあります。
大丈夫ですよ。あなたにはもう、始めるのに十分なものが揃っています。
あなたの人生は、あなたが一番の主人公です。その主人公として動き始めるタイミングは、あなた自身が決めていいんです。
この記事が、あなたの「次の一歩」を考えるきっかけになれたら、わたしにとってこれ以上嬉しいことはありません。
みのりの読者さんの毎日が、少しずつ自分らしい方向へ動いていきますように。
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